早朝の内宮宇治橋からの風景。五十鈴川が足元を流れ、上流には島路山を臨むことができる。神宮の森には水がとても豊かに蓄えられているが、その滴が集まり、小さな水脈となって五十鈴川に注ぎ込み、このように清らかで豊かな流れを作り出す。
早朝、静かな宇治橋から美しい五十鈴川の流れを見ていると、森が生み出す水と空気が自分を生かしてくれていることを改めて思い出させてくれる。
私は神宮では早朝の参拝を好んで行う。時々、あえてカメラを持たずに参拝することがあるが、それは、神宮とその森が思い出させてくれる感謝の気持ちを、カメラを通してではなく、体で感じたいからなのだ。