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島路山は五十鈴川の上流に位置する山だ。将来の御用材を育てる山の、どこまでも続く深い森に頭上から光が差し込んでくる。包み込まれるような日の光に照らされて、森に蓄えられた水が水蒸気として立ち昇っていく。森が息づいていること、森自体が呼吸していることがお分かりいただけると思う。まさに水と空気の循環システムを具現化した風景なのではないだろうか。