伊勢御遷宮委員会
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初穂曳のはじまりと50年

伊勢神宮奉仕会会長、理事長、役員による奉納  令和2年初穂曳(外宮奉納)

初穂曳創生。青年たちの思い
「20年に一度では伝わらない。お木曳を毎年やろう」

民俗行事の継承と伊勢の祭りの創世、ふたつの目的をもってうまれた初穂曳。
第1回目が行われたのは第60回神宮式年遷宮を翌年に控えた昭和47年のことでした。
「昔と違い目まぐるしく世の中が変わっていく時代に、20年に一度の行事だけでは次の世代に伝えられない。奉曳車ほうえいしゃの形や木遣りや曳込みの様子など、せめて見るだけ、耳にするだけでもお木曳がどういうものかを毎年伝えることができるようにしたい」という伊勢のまちの青年層の思いから、お初穂を奉曳する「初穂曳」が考案され、神嘗祭にちなむ「お伊勢大祭」の中心となる行事とすべく企画。そして、民俗行事の伝統を受け継ぐ「伊勢神宮奉仕会」の活動の一環として賛同を得て神宮と市民をつなぐ新たな民俗行事「初穂曳」が創生されました。

昭和から平成、そして令和へ。初穂曳の50年。

創生当初は神嘗祭をお祝いする市民のまつり「お伊勢大祭」で実施されていた初穂曳。
外宮領陸曳おかびきは第8回(昭和54年)までは小学校区ごとの持ち回りで行っていましたが、その後各団からの有志が参加する伊勢神宮奉仕会青年部が結成され運営実施することになりました。
内宮領川曳かわびきは、創生から約10年は毎年宇治と二軒茶屋奉献団が運営を担っていましたが、その他の内宮領奉献団の4団の合意を得て、昭和57年より毎年交代で内宮領の全団が関わる行事となりました。
昭和から平成へと時代が移り、伊勢おおまつりは神嘗祭直前の土日開催へ移行しましたが、初穂曳は神嘗祭にちなむ伊勢の行事として、従来どおり10月15日、16日に実施することになりました。その後も時代ごとの変遷を重ねながら継続しています。

  • 昭和56年

    昭和56年

  • 昭和56年

    昭和56年

  • 昭和60年

    昭和60年

  • 昭和56年

    昭和56年

  • 平成2年

    平成2年

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