第48回初穂曳

神宮の神嘗祭をお祝いし、感謝の心でお初穂を奉納

毎年10月15日・16日の神嘗祭を奉祝する行事として、その年収穫されたお初穂(お米)を神宮に奉納する「初穂曳」。式年遷宮行事のひとつである伊勢の民俗行事として伝えられてきた「お木曳行事」、「お白石持行事」を伝えることを目的に昭和47年の伊勢大祭から毎年開催され、今年で第48回を迎えます。

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神嘗祭かんなめさい

命の糧、稲の稔りに感謝し、豊穣を祝う神嘗祭

 神嘗祭は、神様に新穀を奉げ、五穀の豊穣、国民の平安などをお祈りする大祭で、神宮で執り行われる年間千五百余りのお祭りの内、最も重要な祭儀です。装束・祭器具を一新することから、神嘗正月とも呼ばれます。

 お祭りは、午後五時の興玉神祭おきたまのかみさい御卜みうらに始まり、午後十時からの由貴夕大御饌ゆきのゆうべのおおみけ、深夜二時からの由貴朝大御饌ゆきのあしたのおおみけを奉った後、正午からは勅使ちょくし(天皇陛下のお使い)が参向され幣帛へいはくという五色の布や織物などを御奉納なされる奉幣の儀ほうへいのぎ、夕刻の御神楽みかぐらと続きます。

 朝夕の由貴大御饌ゆきのおおみけは、神宮神田で収穫された新米の御飯や御餅の他に、さまざまな神饌しんせんを奉る儀であり、かがり火の薄明かりのもと厳粛に行われます。夜間に行われるため祭儀は奉拝できませんが、参拝時間内の祭儀は参道等から奉拝できます。

神宮のお祭りは、米作りの歴史です

 私たち日本人の主食であるお米。天孫降臨の神話では「三種の神器」とともに天照大御神から「稲穂」が託されたとされています。お米をつくる暮らしが、この国の繁栄と平和をもたらすとの教えからはじまり、お米を命の糧として国を建て、神々を祀り豊作を祈り、収穫の感謝を捧げてきました。

 祈年祭に始まり神田下種祭しんでんげしゅさい御田植初おたうえはじめ風日祈祭かざひのみさい、実りの季節となり抜穂祭ぬいぼさい…神嘗祭を迎える一連の神宮の祭儀は、現代まで続けられてきた稲作を中心とした日本の国づくりを象徴する祭祀です。

 そして、天皇陛下が新穀を神に捧げ、共にお召し上がるのは十一月の新嘗祭にいなめさい天皇陛下の一年を通して行う祭祀の中でもっとも重要であり、御即位されて最初に迎える新嘗祭は大嘗祭だいじょうさいとされ、特別な稲穂をもってこの国の安寧を神に祈り捧げる一世一度の儀式となります。こうして稲作文化とともに日本古来の心が伝承されてきました。

平成から令和へ、受け継がれる日本のチカラ

懸税かけちから

 神嘗祭の当日、ご正殿を囲む御垣のひとつ内玉垣うちたまかきには、懸税かけちからと呼ばれる全国から寄せられた稲の束がずらりと懸けられます。「税」は稲の上代語じょうだいご(=昔のことば)のこと。これには豊稔を感謝して捧げられるという説がありますが、それ以上に神様にチカラを受けていただき、また一年健やかにご活躍いただきたいという気持ちが込められているのです。神嘗祭にあたり、稔ったばかりの瑞々しい力に満ちた稲を飯や神酒に調えてお供えするのもこれと同様の意味を持っています。

 毎年神嘗祭には天皇陛下ご自身が皇居でお作りになられた御初穂が神宮に献進されます。天皇陛下の御初穂には紙垂しでがつけられ、内玉垣に並び懸けられます。

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主催
伊勢神宮奉仕会
TEL
0596-25-5215