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幻想的な森の中、右下に金色に光る人工物がのぞいている。これは内宮の千木(ちぎ・屋根の装飾物)である。たった一ヶ所だけ森の中から千木がのぞくポイントがあるというのを聞き、2~3日かけて山の中を歩き続けてようやく探し出したアングルである。 夜から撮影のタイミングを狙っていたが、夜明けとともに、闇だった森が次第に姿を現し始めていった。もやが幻想的にたなびき、モノクロームの世界にやがて千木が太陽の光を受けてきらめく…というシーンを目の当たりにして強い感動を覚えた。非常に美しく荘厳な風景だ。