神宮の神嘗祭を奉祝する「初穂曳」。
その年のお米の稔りに感謝し、お初穂を神宮に奉納します。
「初穂曳」は、20年に一度の式年遷宮の際に行われる伊勢の民俗行事「お木曳行事」「お白石持行事」を継承するため、昭和47年から毎年開催されてきました。今年で第53回を迎えます。
10月15日[外宮]・10月16日[内宮]
新穀を神様に捧げ、五穀の豊穣、国民の平安などをお祈りする神嘗祭は、神宮で行われる年間1500余りのお祭りのなかでも、最も重要な祭儀です。
お祭りは「興玉神祭」と「御卜」に始まり、午後10時からの「由貴夕大御饌」、翌深夜2時からの「由貴朝大御饌」を奉った後、正午からは勅使(天皇陛下のお使い)が参向され、幣帛(五色の絹や織物など)を御奉納なされる「奉幣の儀」、そして夕刻の「御神楽」と祭儀が続きます。夜間に行われる祭儀は奉拝できませんが、参拝時間内に行われる祭儀は参道等から奉拝いただけます。